■ かぜを早く治す方法

むやみに熱を下げず免疫力を活かす

かぜの予防に免疫力が必要なこはよく知られていますが、ひいてしまったかぜを治すのにも、免疫力が欠かせません。
免疫力をサポートしながら、かぜの段階に応じたケアをすることが、早期回復につながります。
かぜのひき始めに熱が上がるのは、ウイルスや細菌と闘うために免疫を活性化させているからです。
この段階では、熱を上げる力をサポートするために、積極的に体を温めましょう。
かぜのひき始めに解熱剤を使ったり、無理に汗をかいたりすることは、体を冷やしてしまうのでNGです。

また、この時期に果物を摂るのは控えたほうがよいでしょう。
ビタミンが豊富というメリットはあるのですが、カリウムが含まれているために利尿作用があり、体温を下げてしまうデメリットもあります。

汗が出始めたら、ウイルスや細菌との闘いのピークは過ぎ、かぜは治りかけています。
この段階のケアのポイントは、消耗した体力を水分と栄養でしっかりと補うこと。ここでは果物を積極的に摂り、利尿作用を活かして体にたまった毒素を排出していきましょう。

市販のかぜ薬は、咳や鼻水などのつらい症状を抑えて体が回復する力、つまりは免疫力をサポートするためのものです。ひき始めに、上手に活用するとよいでしょう。

風邪のひきはじめ「体を温める」

体温を上げるために、朝に温かい白湯を飲むことや、体力がある人は入浴もOK。
ただし39℃以上の高熱が出た場合は、大きな血管が通っているおへその上を冷やし、体温を効率良く下げること。

  • お風呂に入るのはOK
  • 無理に汗をかく事はしない
  • 果物は食べない

風邪の治りかけ「水分と栄養をしっかり補給」

治りかけの体は脱水状態で、体力も消耗。
臓器の機能も低下している。
胃腸に負担のかからない消化の良いものを選んで摂ると共に、利尿作用のある果物をで、体の毒素を排出する。

  • 水分補給はしっかり
  • 消化の良いものを食べる
  • 果物を食べる

ウイルスや細菌を侵入させないケアも必要

かぜをひかないためには、日常生活の工夫で免疫力を上げることが大切ですが、それだけでは不十分。
マスクの着用や手洗い、うがいなどを心がけ、ウイルスや細菌を体内に侵入させないようにしましょう。
かぜが流行している時期にウイルスや細菌とに対し無防備でいると、いくら免疫力があってもかぜをひくリスクは高くなります。

感染を直接的に防ぐ基本は下記の3つ。
うがいはドライマウスや口内炎の予防に効果的です。

  1. マスクはウイルスや最近が隙間から入ってこないようにぴったりとフィットさせる。
  2. 石鹸がなくても60秒間手洗いをすれば8割弱の雑菌を洗い流すことができる。
  3. うがいはガラガラと音を立てて首を左右に動かすことで喉の両端のウイルスを洗い流す。

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