春の疲れは “ゆっくり“ 解消 part.2
自律神経を乱さないためには?
40~50代は体力が落ちる上に、仕事や家事と忙しい毎日の中で、子どもの進学や親の介護など、精神的にも落ち着かないことが多い年代です。
時間に追われて急ぐことや慌てること、心配や不安、ストレスなどで交感神経が優位な状態が続くと、自律神経のバランスが乱れます。
副交感神経の動きが低下してくる40代以降、自律神経を整えるカギを握るのは副交感神経です。
そのため、副交感神経の動きを高める習慣を身につけることが重要になります。
ただ、生活習慣を大きく変える必要はありません。
人と話をする時や食事をする時、仕事や家事の仕方、休みの日の過ごし方など、全てにおいて“ゆっくり“を意識するだけで副交感神経の動きは高まり、自律神経が整います。
意識して“何も入れない“時間を設ける
体や心が疲れ切った状態では、仕事や家事の生産性も下がってしまいます。
40~50代は体力的にも無理が利かなくなってくる世代なので、頑張り過ぎないことです。
理想は1日30分、少なくとも週に1日は予定を入れない、“ ブランク時間(日)“をつくりましょう。
例えば、今日の午後5時から30分は予定を入れない、水曜日はブランク日と決め、自分のためだけに自由な時間を使うのです。
ダラダラと過ごすのではなく、好きな音楽を聴く、お気に入りのカフェでお茶をするなどして過ごすとよいでしょう。
心に余裕を取り戻せると自律神経が整い、また前向きに取り組もうという気持ちが湧いてきます。
些細な事でイライラ・・・感情をコントロールするには?
イライラやガミガミなど、怒ると交感神経が急激に高まり、自律神経は一気に乱れます。
呼吸が浅くなり、血管が収縮して血流が悪化。思考力や判断力、集中力が著しく低下し、体にも心にもよくありません。
感情の乱れに気づいた時はまず、黙って深呼吸することです。
5秒間息を吸って、10秒間で吐く「1体2の呼吸」を取り入れてみましょう。
2~3分間続けると、副交感神経の動きが高まって血流がよくなり、不思議と気持ちも落ち着いてきます。
また、「はぁ~」と大きくため息をつくのも乱れた自律神経を整えるのに有効です。
しっかりと息を吐くことで、息を十分に吸うことができ、自然と深い呼吸に。
すると、副交感神経の動きが高まってリラックスでき、感情や思考の安定につながります。
言いたいことがある場合は、自律神経を整えてから相手に伝えるようにしましょう。
副交感神経の動きが低下してくる40代からは、怒りをうまく回避し、笑顔を忘れないことです。
たとえつくり笑いでも、口角を上げるだけで副交感神経の動きは高まります。
是非参考にしてみてください。
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