秋にかかる花粉症にご注意を!

花粉症と聞くと、春のスギやヒノキが原因の花粉症をイメージしますが、秋にも原因になる花粉が飛んでいます。

花粉症の原因

秋の花粉症の原因は、住宅街の空き地や公園、河川など身近に繁殖する雑草で、キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラ、イネ科のカモガヤが代表的なものです。
これらの草が開花期を迎える9~11月に花粉が飛散し、花粉症を引き起こします。

春花粉のスギやヒノキに比べて飛散地域が広範囲ではありますが、春花粉により繁殖力が強くて花粉の粒子が小さく、身体の奥深くまで侵入することがあり、気管支にまで入ってくると喘息のような症状を起こすこともあるので注意が必要です。
ちなみに、スギ花粉症患者の70~80%の人が、別の花粉によるアレルギーを発症すると言われています。

秋はハウスダストも増える!?

ブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった植物に近づいてもいないのに、湿疹、鼻炎、せきなどの症状が現れる場合は花粉ではなく、ハウスダストが原因の可能性もあります。
ハウスダストには、室内のホコリやダニ(死骸も)、ペットの毛、人の髪の毛、フケ、カビなどが含まれます。                            ダニは夏に繁殖しますが、秋になると一斉に死んでしまいます。
このため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積し、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎が増えるのです。

風邪と間違いやすい秋の花粉症

秋になると気温が下がり、乾燥してくるため風邪をひきやすいため、くしゃみや鼻水が出ると、多くの人は「風邪かな?」と思うかもしれませんが、花粉症の可能性があります。

[花粉症の症状]

  • 鼻水がサラサラで垂れてくる
  • 鼻づまりがひどい
  • 目のかゆみや痛みがある
  • くしゃみが止まらない
  • 晴れた日に症状が強く現れる
  • これらの症状は昼間よりも朝晩にひどくなりやすい

特に天候や時間帯などで症状が変化する場合は花粉症の可能性ががあります。

日常でできる対策

秋の花粉症に対しては、スギやヒノキのように花粉の飛散情報が出ることはありません。

自宅や会社や学校の近く、通勤・通学や散歩、ジョギングで利用する道などに、ブタクサ、ヨモギといった秋の花粉症の原因になる植物がないかをチェックし、できるだけ近づかないようにしましょう。

秋の花粉症対策もできるだけ花粉を浴びないようにすることが基本です。

秋の花粉症に対しても、マスクや花粉症用メガネの着用、花粉の付着しにくい素材の服を着る、帰宅時には玄関前で花粉をはらう、帰宅後の洗顔やうがい、掃除の徹底、空気清浄機の利用などの花粉症対策は有効です。

この点は春の花粉症と変わりません。

そして、症状がつらいときは、内服薬、点目薬、点鼻薬を使用して、症状を緩和させましょう。

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