初詣と参拝の作法

初詣とは?

新年になって正月に初めて、神社やお寺、寺院に参詣し、その一年の幸せを祈願することを参詣と言います。
また、年ごとに縁起の良い方角があり、自分の住まいから見て吉方にある神社、寺院にお参りする「吉方参り(えほうまいり)」のならわしも残っています。

初詣の時期については諸説あり、①元旦(1/1)の参詣、②三が日(1/1~1/3)の参詣、③松の内(1/7まで)の参詣を初詣と言います。

参拝の仕方

①鳥居をくぐる前に

・・・服装の乱れを整えます。

②鳥居をくぐる時

・・・神社などでは、神様が祭られている場合に入る際に、神様を敬う気持ちを表すために軽く会釈をして境内に入ります。

③手水舎(ちょうずや)で身を浄める

・・・境内の手水舎で、身を清めます。

  1. まず右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を洗い清めます。
  2. 柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
  3. 再び持ち替えて柄杓を右手に持ち、左の手のひらで水を受けて口をすすぎます。
    柄杓に口をつけて口をすすぐことのないように注意してください。
  4. 左の手のひらを清めます。
  5. 最後に柄杓を縦にして、自分が持った柄の部分に水を流し、元の位置にもどします。
    柄杓は伏せておきます。

④参拝のしかた・お参りのしかた

  1. 神前に進み、姿勢を正します。
  2. 賽銭を賽銭箱に入れます。
  3. 鈴を鳴らします。
  4. もう一度姿勢を正します。
  5. 二拝ニ拍手一拝の作法(ニ礼ニ拍手一礼の作法とも言う)で拝礼を行います。

(1)90度の礼で、二回拝みます。
(2)胸の前で二回、拍手をします。
(3)もう一度90度の礼で、一回拝みます。

〇拍手は、鈴と同じように邪気を祓う意味や、神様を呼び出すためと言われます。
「かしわで」と言われることがあります。

⑤鳥居をくぐる時

・・・向きを変えて、軽く会釈をして境内を出ます。

参拝以外での初詣での仕方について

◎古いお札やお守りを奉納する

・・・前の年に一年間お世話になった神様のお札やお守りは、初詣での際に神社に持参して奉納します。
神社では古いお札やお守りを浄め、焚き上げをしてくれます。
新年になったら、その年の歳神様をおまつりする新しいお札を買い求めます。

◎おみくじをひく、奉納する

・・・その年の吉凶を占います。
「凶みくじの結んで帰り、吉みくじは持ち帰る」「願いがかなう=実を結ぶように、おみくじはすべて結んで帰る」など、諸説あります。

◎絵馬を奉納する

・・・願いごとを書いて奉納すると願いがかなうと言われています。

◎破魔矢

・・・厄除けの力を持つとされるお正月の縁起物の一つです。

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